強い女性

昨夜、友人カップルとともに夕食を食べていた時のことです。

同席していたフランカさん(zzの彼氏のお母さん、83歳)が、ちょっとむせました。

ゴホゴホ言っている彼女を、zzと彼氏は無視。

こういう時、気にしてほしい人と逆に無視してほしい人がいるものですが、彼女は後者なのです。

が、友人カップルはまだフランカさんのことを良く知らなかったようで、段々と心配をしだしました。

友人     (zzの彼氏に向かって)
       「おい、水を持ってきてあげたらどうだ」

フランカ   「いえいえ、大丈夫ですよ」

zz&彼氏    無言
       (水?フランカが水なんか飲むわけないじゃん)

フランカさんの言った「大丈夫ですよ」は直訳すると

水なんか要らないわよ、そんなもん食事中に飲ませないでくれる?

という意味なのです。

その後席を立って、自分の家のキッチンへ行くフランカ。

なかなか戻ってきません。

友人達   「ちょっと、ちょっと、大丈夫かな」
      「あなた息子なんだから様子を見に行きなさいよ」


彼氏    「大丈夫だって、心配しなくても」

友人達   (だんだん怒り始める)

「彼女戻ってこないじゃないの、あなた達二人ともなんなの?」

彼氏    
「あっちに行ったのはどうせ見たいテレビがあるからに決まってるんだよ」

zz
「いや、私は隠れてグラッパひっかけに行ったと思う」


遠くから聞こえる声 「ゴホゴホ、ゲホゲホ・・・」


友人達 
「おいちょっとお前ら、なんだその人でなしみたいな態度は!!!」

「お前のお母さん、むせてるじゃないか。心配じゃないのか??!!!」


顔を見合わせて信じられないという表情をしている二人に、とうとう彼もちょっと心配になったのか席を立って様子を見に行きました

「ねぇ、あなた達ちょっと酷いんじゃないかしら、その態度?」

と、気を使いつつも友人がzzに話しかけてきた時、二人が戻ってきました


白けた顔をした彼氏が言いました。

 「何してたと思う?君が飲んで減ったビールの補充してたよ。さっきフランカの冷蔵庫から二本持ってきたろ?」

やっぱ心配して損した。

と、そこは治まったのですがしばらくして友人の飲んでいたビールが無くなってしまいました。

全員がワインを飲んでいたので、自分一人のためにもう一本空けるのを遠慮している彼に気づいたフランカさん。

「まぁまぁ、何も遠慮なさらないでくださいね。ちょうど今、開けたばっかりのが冷蔵庫にありますから、それなら気兼ねなく飲めるでしょう?私もビール派なんですよ、実は」

と言い残して自分の台所へビールを取りに行ってしまいました。

そうです、彼女はテレビを見ていたわけでも、グラッパを飲んでいたわけでも、ましてや具合が悪くなって一人台所で咳き込んでいたわけでもなく

ちょっとむせちゃったから、口直しにビールでも一口飲んでやろうかしら?

と、一人で隠れてビールを飲んでいたのです。

そこでビールが減っているのに気がつき、明日飲む分を補充していた所を様子を見に行った彼氏に見つかったのです。

これを見てzzと彼氏が 「ほーらね、そんなこったろうと思った」

とニヤニヤしているのを見て、再び友人カップル達は信じられないという顔をしていました。

人は歳をとると弱くなるものだと誰もが思っているようですが、私はフランカさんと暮らすようになってから、逆に強くなってゆくのではないかと思うようになりました。








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by outlawroma | 2016-11-23 21:09 | 生活 | Comments(0)