強い女☆そして2018年
2018年 01月 30日
笑顔のフランカさん
年が明けてようやくお客さんが来る頻度が減ったかな、と思い始めたある日のことでした。
フランカさんに異変が起こりました。
症状は脳卒中、大慌てで病院へ連れて行きました。
状況を判断する事ができなくなったフランカさんは、顔面の半分と左手が麻痺して、zz達が話しかけてもきちんと返事をする事ができません。
そうかと思うと今度はいつもの彼女に戻り、携帯を片手にプンプン怒って
「さっさとここから連れ出してちょうだい、家に帰るんだから!」と息を巻いています。
それなのに15分もするとまた元の状態に逆戻り・・・
救急病院に入院して約二日間、そんな状況が続きました。
やっとMRIで検査をした結果、脳溢血が見られました。
運良くベッドが空いて病棟に入院できた2日目の夜、フランカさんはすっかりいつもの状態に戻っていました。
お医者さんの見解によると、脳卒中は以前既に一度起こっていて、脳に血液を送れなくなっていたのですが
他の血管が頑張ってその分を補っていたので、今まで普通通りに暮らす事が出来ていたのだそう。
そして今回再び血管が破れ、異変に気付いた私達が病院へ連れて行ったのでした
脳内に溜まった血液が吸収されない事には血液濃度を下げる治療もできません。(←実際には血液が固まりにくくなるようにするそうです)
それから彼女は一週間、病院で過ごす事になりました。
んが、
最初の二日間に見られた異変はどこへやら
彼女はすっかり元気なのです。
iPad で新聞を読み、ゲームをして、ドラマを見まくり、
毛糸とかぎ針を持ち込んで作りかけのポンチョを仕上げ
zzが持って行ったケーキやフルーツを平らげて、一日に何度もかかってくる友人や親戚の電話に答えるフランカさん。
お医者さんは「上手くいけば15日くらいの入院で出られるかもしれませんよ」
と言っていたのですが
「検査の結果次第では週末に・・・」
「検査の結果が良いので二日後に・・・」
「さっき二日後って言ったけど、何なら今帰ってもいいですよ」
と、一週間で退院してしまいました。
原因は不整脈だそうです。
これからは不整脈を整える薬と、血液をサラサラにするお薬を飲み続けなくてはなりません。
天地がひっくり返るような一週間ののち、まるで何事もなかったかのような普通の日々が帰ってきました。
退院の翌日、フランカさんはメルカートで買い物をして、二日後にはいつものようにお客さん達が夕食にやってきました。
「お酒飲むなって言われてないもの」
と、いつも通りワインもビールも飲んでいます。
さすがはフランカさん、驚異の84歳です。
ちなみに後遺症は今の所全くありません。
楽しければ、それでよし。
by outlawroma
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