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レモンのセミフレッド、苺が入るとまるで絵画のような仕上がりになってキレイ



昨日はパスクエッタでしたね。

zz達はお庭にお友達を呼んで、総勢30数名で楽しく時間を過ごしました。

30人というと用意が大変そうですが、家にはフランカさんという心強いキッチンの女王がいます。

zzはちょっとしたデザートのみを担当。

今回はセミフレッドを作りました

デザートにジェラートを用意すると、とっても喜ばれるものですが

美味しいジェラート屋さんで10人を超える人数分を買うとなると、お会計時に『えっ?』とびっくりしてしまうような金額になることもしばしばです。

そんな時には自家製セミフレッドが大活躍☆

とても美味しい上、用意もジェラートに比べるととても楽なので、是非お試しあれ。


24cm丸型 高さ4、2cmで満タンになります
シリコン型が便利ですが、普通の底が抜けないケーキ型でもok
出すときはお皿に伏せて、上を熱いお湯に浸して絞った布巾で軽く温めてからゆすって取り出します
(この量で約16人分、たっぷり食べるなら10から12人分)

材料
卵(bioあるいは地鶏の新鮮なもの) 3個
砂糖170g
レモン(無農薬) 3個
生クリーム 500ml


1  砂糖を小鍋に入れ、水50ml程度を加えて弱火で煮立てる
2  卵を白身と黄身に分けて、まずは白身を泡立て始める
3  1のシロップが少し煮詰まってきたところで、泡立てている2に少しずつ加えてゆく(シロップの半分は残しておきます)
4  3が完全に泡立って冷めてきたら別のボールに移して冷蔵
5  シロップを再び弱火で温め、別に卵黄をあわだてはじめる
6  卵黄を泡立てながら、熱くなったシロップを少しずつ全部加えてゆく
7  卵黄が完全に泡立ってクリーム状になったらレモン3個分の表皮を削って加え、冷蔵庫にいれる
8  別のボールで生クリームを完全に泡立てる
9  レモン3個分のジュースを絞る
10 先の卵白、卵黄、生クリーム、レモンジュースを混合
11 型に流して表面にラップをピタリと貼り付け、冷凍

私は普段ここにポピーシードを少々加えて水玉模様にします

今回は余っていたイチゴをレモンと砂糖で軽く煮て、ジャム状にしたものを加えてみました

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冷蔵庫から出してすぐでもお魚用の食卓ナイフでサックリ切ることができます


庭にレモンの木があって、それが実り始めたあたりからちょくちょく作っているのですが

このセミフレッドはものすごく評判がいいです

一見難しそうですが、何のことはない、全ての材料を泡立てて混ぜるだけ

砂糖をシロップにして熱いまま加えるのはpasteurizationと呼ばれる低温殺菌法です、これをやると卵の生臭みが消えてとても味が良くなります。
(ティラミスなどを作るときにも、こうやって殺菌するとぐんと安全性が増します)

これからの季節、これに苺をレモンとお砂糖で和えたものや、抹茶味のラング ド シャを添えて出すと、お客さんが本当に拍手しちゃうくらいの勢いで喜んでくれますよ。


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お料理好きの人は、お試しあれ!





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by outlawroma | 2017-04-18 22:38 | 鉄板☆シリーズ | Comments(0)

イタリアの女子会

お久しぶりで御座います、あっと言う間にもうパスクアですね。

暖かくなり、zzもちょろちょろとケータリングの仕事をこなしておりました。

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女友達だけのパーティー
真ん中に一人男性の幽霊が写り込んでいますが、さらっと無視しましょう♪


今回のクライアントは1年くらい前からお付き合いのある女性です。

とてもゴージャス☆素敵なお宅なので

キッチンも大きくて大変使い易い・・・・と、ウキウキして到着したその先には


畳1.5畳分くらいの広さのキッチンテーブルが全て塞がり、床には子供の靴が散乱、果ては女の子が床に転がり泣きわめき

肝心の女主人はパジャマ姿で家政婦3名に指示を出しつつ、めちゃくちゃテンパっている光景が繰り広げられていました。

小さなお子さんのいる家庭では、子供達が大泣きして駄々をこねたり家中を走り回っているのはごく普通なのですが

まさか、キッチンが使用不可能な状態とは!

これは初めてです。お寿司を置く場所もありません。

あと1時間でパーティーが始まります、そしてzzは複数の前菜を盛り付けてチキンの照り焼きも作らなくてはいけません。

しかも、60人分。

使えるはずの盛り皿は、ほとんどありません。

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この後、彼は靴のまま冷蔵庫によじ登りお目当てのものを捜索♪

なんてこったい、と思いつつも

しかし、ここで私が焦ってはただでさえギリギリなホステスの奥様が可哀想です

ぐっと堪えて平静を装い、奥様が自分で手作りしようとしていたおつまみをセッティングするお手伝い

そしてようやく自分の仕事に手をつけることができました。

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zzのアシスタント女性も、盛り付けにてんやわんや
現場では最初の2時間が勝負です


ギリギリセーフで女主人が着替えて化粧をし、しばらくするとお客さんたちが集まります。

キッチンの外では女性たちのかしましい声が響き、DJが音楽をかけ始めました。

一人しかいないバーテンダーは、全員分のドリンク作りに翻弄されています。


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リクエストされた焼きそば
毎回大きな業務用フライパンが使えるとは限りません


女性だけのパーティーということでしたが、つまりは女子会。

(声をかけて集まる女友達が60人以上もいるって、それも凄いですが)

この後は歌手が歌いだし、それに合わせてカラオケが大合唱され、最後には皆さん汗だくで踊り狂っておりました。

男性だけのパーティーでは、こうはいきませんよね。

あんまりお酒が入らなくてもこんなに盛り上がれるなんて、感服です。

平日ということもあり、夕食ではなくアペリティーヴォだったのでこの日は早めに切り上げました。

お家に帰ってみると、そこにはたらふくご飯を食べて動けなくなった友人ジェシカとマウリツィオがzz達を迎えてくれました。

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マウリツィオがzzの為に持ってきてくれた、タマゴ!

zzが食べて感想を言うのを待ってた、って、つまり今食えってこと?


背毛ごうごうな写真のおじちゃんが、鶏を育てている人だそうです。

なんでもヤギのミルクを飲んで、原っぱを走り回った鶏達が産んだタマゴとかで

食べた後には口の中にヘイゼルナッツの風味が広がる、それはそれは素敵なお味なのだとか

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ちょっとおじちゃん、お洒落じゃん!



腹ペコだったので、とりあえずその辺のアスパラガスと一緒に調理

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なんか朝ごはんみたいな夕ご飯なんですけど・・・


タマゴはとても新鮮で、黄身は大変濃厚な味でした。

残念ながらヘイゼルナッツの味はしなかったよ、おじちゃん。

空きっ腹にいきなりタマゴを突っ込んだ後は、ようやくお寿司タイム

最後の力を振り絞って、飛び切りゴージャスな太巻きを作ってこの夜は幕を閉じました。

そんな訳で、ブログの更新は滞っていますが私は元気です。


















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by outlawroma | 2017-04-17 06:17 | 生活

後戻り出来ない事

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かれこれユースキンのお世話になる事、7年。


この間、日本人の友人とお喋りをしてた時にスプレーの話になりました。

髪の毛を巻く時に先にスプレーするか、巻いてからスプレーするかを説明しようとした彼女だったのですが

「だからね、最初にきちんと巻いてからスプライを・・すぷ、ス、スプ・・・・レー?あれ? えっとごめん、スプライをね・・・」(どうやら彼女の中で、正しいのはスプライと判定された模様)

と、しどろもどろになっていたので

「うんうん、スプレーね。そんで?」

と、話を続けたのですが

普段日本語を使わない生活をするようになって、一番困るのが「外来語」です。

日本語そのものを間違う事はネイティヴなので有り得ないのですが(本当か?と胸に手を当てればそうとも言い切れないのが辛いのですが)

でも、アルファベットを使う国に住むと単語が外来語の場合はなおさら、きちんと発音しないと通じません。

(一番困るのは人の名前をカタカナで覚えてる時・・・これは発音だけでなく、アクセントも違ってくるのでさらにややこしい)

にも関わらず日本語での外来語というのは、聞こえる音に重きを置いたカタカナ文字になっている事が多いので、久しぶりに頭の引き出しから引っ張り出してきた時に、どう発音して良いものやら迷う事が多いのです。

友人とはその後、PCとMacの事をどっちもパソコンという日本風の癖をようやく直したと思ったら、今度は日本で「コンピューター」という言葉を使って恥ずかしい思いをした事など、お互いを慰めあったのですが。

私も数年前に日本に帰った時、お母さんに薬局でユースキンを買ってきてね、とお願いした折に

「なんてクリーム?」

「ユースキン」

「え?』

「ユー すきん」

ゆー・・・きん??

「・・・・・」

もはや、親子なのに日本語が通じなくなってしまった原因が全く分からなくて、お互いに目を見開いたまま見つめ合い、途方に暮れていたところ、母に

「ごめんね、zzちゃんの発音が良すぎて、お母さん分からん・・・・・」

と、言われてしまったのです。

発音て、ユースキンなんてバリバリの和製語じゃん。

これではいかんと思い、ユースキンを取り出してケースの文字を見せたところ

「ああ、なーんだ。YU-SUKIN ね、オッケー」

と、即座に解決。

日本語では全ての子音の後に、何が何でも母音をつける傾向があるのだと、この時初めて実感したのでした。

SKINではなく、SUKIN と言わなくてはいけなかったのです。

イタリア語がネイティヴ並みに話せるのならまだしも、このままでは唯一完璧なはずの母国語が危うい。と、微妙に心配になったものです

そして今日はイザベル・アジャーニー の名前を出して「イザベル・アジャニー」と指摘を受け、さらに宙ぶらりんな気分で辛いです。

はあ、なんだかな。






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by outlawroma | 2016-12-08 23:36 | 生活 | Comments(0)

強い女性

昨夜、友人カップルとともに夕食を食べていた時のことです。

同席していたフランカさん(zzの彼氏のお母さん、83歳)が、ちょっとむせました。

ゴホゴホ言っている彼女を、zzと彼氏は無視。

こういう時、気にしてほしい人と逆に無視してほしい人がいるものですが、彼女は後者なのです。

が、友人カップルはまだフランカさんのことを良く知らなかったようで、段々と心配をしだしました。

友人     (zzの彼氏に向かって)
       「おい、水を持ってきてあげたらどうだ」

フランカ   「いえいえ、大丈夫ですよ」

zz&彼氏    無言
       (水?フランカが水なんか飲むわけないじゃん)

フランカさんの言った「大丈夫ですよ」は直訳すると

水なんか要らないわよ、そんなもん食事中に飲ませないでくれる?

という意味なのです。

その後席を立って、自分の家のキッチンへ行くフランカ。

なかなか戻ってきません。

友人達   「ちょっと、ちょっと、大丈夫かな」
      「あなた息子なんだから様子を見に行きなさいよ」


彼氏    「大丈夫だって、心配しなくても」

友人達   (だんだん怒り始める)

「彼女戻ってこないじゃないの、あなた達二人ともなんなの?」

彼氏    
「あっちに行ったのはどうせ見たいテレビがあるからに決まってるんだよ」

zz
「いや、私は隠れてグラッパひっかけに行ったと思う」


遠くから聞こえる声 「ゴホゴホ、ゲホゲホ・・・」


友人達 
「おいちょっとお前ら、なんだその人でなしみたいな態度は!!!」

「お前のお母さん、むせてるじゃないか。心配じゃないのか??!!!」


顔を見合わせて信じられないという表情をしている二人に、とうとう彼もちょっと心配になったのか席を立って様子を見に行きました

「ねぇ、あなた達ちょっと酷いんじゃないかしら、その態度?」

と、気を使いつつも友人がzzに話しかけてきた時、二人が戻ってきました


白けた顔をした彼氏が言いました。

 「何してたと思う?君が飲んで減ったビールの補充してたよ。さっきフランカの冷蔵庫から二本持ってきたろ?」

やっぱ心配して損した。

と、そこは治まったのですがしばらくして友人の飲んでいたビールが無くなってしまいました。

全員がワインを飲んでいたので、自分一人のためにもう一本空けるのを遠慮している彼に気づいたフランカさん。

「まぁまぁ、何も遠慮なさらないでくださいね。ちょうど今、開けたばっかりのが冷蔵庫にありますから、それなら気兼ねなく飲めるでしょう?私もビール派なんですよ、実は」

と言い残して自分の台所へビールを取りに行ってしまいました。

そうです、彼女はテレビを見ていたわけでも、グラッパを飲んでいたわけでも、ましてや具合が悪くなって一人台所で咳き込んでいたわけでもなく

ちょっとむせちゃったから、口直しにビールでも一口飲んでやろうかしら?

と、一人で隠れてビールを飲んでいたのです。

そこでビールが減っているのに気がつき、明日飲む分を補充していた所を様子を見に行った彼氏に見つかったのです。

これを見てzzと彼氏が 「ほーらね、そんなこったろうと思った」

とニヤニヤしているのを見て、再び友人カップル達は信じられないという顔をしていました。

人は歳をとると弱くなるものだと誰もが思っているようですが、私はフランカさんと暮らすようになってから、逆に強くなってゆくのではないかと思うようになりました。








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by outlawroma | 2016-11-23 21:09 | 生活 | Comments(0)

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少し前までは魚を冷凍する必要はありませんでした


イタリアでは5年くらい前に、お店で生魚を提供するには一旦急速冷凍処理をしなくてはならない という法律ができました。

アニサキスという寄生虫を殺すためです。

んが

私は正直言ってアニサキスがどうこうというより、単純に食中毒を防ぐ一番手っ取り早い方法だからなのではないかと思います。

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以前は私も冷凍なんて絶対にしませんでした


中国系のレストランが格安で寿司や刺身を提供するようになり、一気にイタリア人の食生活に浸透してから

当たり前ですが、寿司による数多くの食中毒のニュースが度々目につくようになりました。

その数年後、法律ができたのです。

実際に冷凍処理をした魚と生のままの魚では、確実に冷凍処理をしたほうが長持ちします。

当然です。

魚の表面に付いた細菌が死滅するからです。

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冷凍すると活け造りできないんだよね


イタリアでは魚の扱いが日本とは違います。

魚市場でも、魚屋でも、レストランでも

皆、扱いが生ぬるいのです。

文字通り、生ぬるい のです。

日本のように釣った魚を速攻氷漬けにし、店頭に並ぶまでにその温度がそのまま保たれるなんて在り得ません。

氷の上にポン、と乗っけられだだけの状態で売られ

買い取られた魚は氷に乗った状態で移動、

レストランではそのまま放置されることが多いです。
(もちろんそうでないレストランもあるはずです、でもこういうケースを私は複数目にしました)

届いてからさばかれるまでの間、冷蔵庫で保存されることは稀です。

洗い場で、朝届いた魚が運が良ければ昼までに、下手をしたら午後3.4時頃まで放置され

そこでようやく調理補助の人によって、さばかれます。

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白身と生きてるエビは今でも辛うじて生で食べようかな、と思えます


調理補助及び、魚屋で魚をおろしている皆さんの多くは、生魚を食べる習慣がない人たちです。

大変失礼な話ですが、彼らがトイレに行った後ちゃんと石鹸で手を洗っているかどうかさえ、zzは疑わしいと思っています。(だって外国人を多く雇っている店の従業員トイレで、常にハンドソープが切れずに置いてあったことって稀だもん。従業員が100%イタリア人の店は大抵きちんとしてるけど。)

衛生環境がまったく違うところから来た、それまで調理に携わったことのない人たちが魚をおろしているケースがほとんどなのです。

いい、悪いはべつとして

そんな状態が当たり前のイタリアで、食中毒が起こらないほうがおかしいくらいです。

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この黒鯛は頭立てすぎ


魚屋さんの包丁やまな板の上は、あらゆる魚が通過する場所です。

下手したら切り身の魚を紙も敷いてない秤の上に乗せる人もいます。

その秤、さっき鱗のついた丸ごとの魚をのせてませんでしたか?

ですから自分で買って来た生魚を食べる場合でも、活きの良い丸ごとの白身魚以外は冷凍処理することをお勧めします。










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by outlawroma | 2016-11-22 21:38 | 生活 | Comments(0)

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パーティーなどお寿司屋さんの外で出される寿司には要注意!
この写真のお寿司達は大丈夫だけどね🌟


イタリア人がお寿司屋さんで買ってきた寿司を、開店祝いなどのパーティーで出している場合、それを数時間に及んで室温で放置していることが多々有ります。

お寿司は作ったら即食べるか、せめて冷蔵庫で保存しましょう。

そして周りのイタリア人にも、それを教えてあげましょう。



冷凍処理の仕方です。

冷凍庫の温度を−20℃にセットしておきます。

お魚屋さんで急速冷凍してもらった魚を、そのままフリーザーに入れて一晩放置。

その後更に24時間放置。(念のため48時間待つことをお勧め)



自分でやる場合ですが、こちらも処理は同じ。

フリーザーの温度を−20℃にセットしておきます

下に書いた方法で用意した魚をまずは冷蔵庫でキンキンに冷やします。保冷剤をそばにおいて置くと、なお良いです。

その後、フリーザーに入れます。

そして一晩待ちます。

その後更に24時間放置。(念のため48時間待つことをお勧め)

その後の保存はフリーザーの温度を−18℃に戻しても大丈夫です。


あれ、せっかくお魚屋さんでやってもらったのに結局どっちも同じ手順を踏むの?

と思ったことでしょう。

そうです、やることは同じです。

−20℃に達した魚を24時間以上その状態でキープすれば良いのです。

唯一の違いは解凍後の魚の状態です。

魚屋の急速冷凍庫はパワフルなので、魚の中心まで凍る時間は短くて済みます。

家庭用の冷凍庫は魚を入れた時点で温度が上がり、再びゆるゆると−20℃まで下がろうとします。

その間にゆっくり凍り始めた魚の中の水分の結晶が、大きくなってゆくのです。

食品を美味しく保存するために大事なのは、0℃から−5℃までの間をいかに早く通過させてあげるかなのです。


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サーモンとマグロ、エビだけに絞れば準備も簡単です
億劫なら魚一種類だって、お寿司を楽しむことはできます



魚の下準備

両手をきれいに洗ったらまずは食用のアルコール、日本酒、ウオッカなど和食に影響を与え無い味を持つ酒を用意。

キッチンペーパーにお酒を浸したら、魚の切り口をそれできれいに拭き取ります。

一旦手を洗い、魚に皮が付いている場合はそれを取り除きます。


マグロの場合、後は柵にしてキッチンペーパーで水分を取りラップでしっかりと覆います。

(塊のままよりも、柵にするかある程度薄くなっている方が使いやすいし早く凍ります)


サケの場合、巨大な輪切りになっていることが多いので、まずは背中から包丁を入れて中骨を取ります。

そして身と皮の間に包丁を入れて皮を取り除きます。

お腹の内側の白い膜の部分も、もしあったらきれいにはぎ取ります。

とにかく身だけの状態にして、手で触って骨があるようならそれもピンセットで抜き取ります。

完全にラップで覆います。


白身の三枚下ろしは、小骨を取って皮ごとラップで覆います。

エビは金属製のバットにラップを敷いて、きれいに並べた上からさらにラップで覆います。


🌟魚を覆うラップはケチらず多めに使いましょう。



解凍の仕方は色々ありますが、冷蔵庫で一晩かけて解凍するのが一番簡単です。

因みに生で食べるつもりの魚を冷蔵庫で保存する場合、温度は2℃です。

5℃では高すぎます。

既に解凍した魚を翌日使いたい場合、ドリップが出るので厚手のキッチンペーパー(carta tuttoがお勧め)か揚げ物の油を切る時に敷く紙で包み、蓋つきのプラスチック容器に入れると良いでしょう。上下からガッツリ冷えた保冷剤でサンドイッチして冷蔵庫に入れておけば安心です。



以上、魚の処理方法でした。











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by outlawroma | 2016-11-21 21:29 | 生活 | Comments(0)

海外でも寿司、刺身!

海外在住の料理好きな人が、いつかは乗り越えなくてはならないハードル

その頂点に君臨するのが

友人に寿司を作って振る舞う 

というものではないかと思います。

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具沢山の太巻きも、お家なら人目を気にせず好きなだけバラバラにして食べれるしね


が、生のお魚を自分で選ぶのはなかなかに勇気がいるもの。

zzも寿司屋で働き始めてから自分で魚を選べるようになるまで、1年くらいかかりました。

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お尻ドクターが深海200mから釣り上げた魚
すでに冷凍処理が済んでいます


魚の選び方は、誰も教えてくれません。自分で分かるようになるしかないのです


お魚をおろせなくても大丈夫、魚屋にやって貰えば良いのです。

大事なのは、選び方と処理の仕方。


では市場へ、GO!

まずは、複数の魚屋のショーケースをガン見。

値段は無視

切り身ではなく、丸ごとの魚を良く良く観察します。

店の人がしつこくて魚を見てられないようなところは、スルー。

お店が忙しすぎて、お客さんがお店の人を捕まえないといつまでたっても買えない、混んでるbar状態な所で目を養います。


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あがーっ
このお魚はぴっちぴちです



見るのは魚の目

そして全体のツヤ加減です。

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ローマで見つかるのはこの程度が一番多いかな



透き通った潤んだ瞳をして、ツヤツヤに濡れた、今さっき海から上がったばかりのお嬢さんのような艶かしさを感じられたら、それが活きのいい証拠です。

これは、と思ったらお店の人に聞きましょう。

「これ、生で食べて大丈夫?」

エビや白身魚ならすぐにOKかどうか返事をくれます。

青魚はローマでは素人は生で食べないほうが無難です。(マグロは別だけどね)

お寿司によく使うマグロとサケは大抵大きすぎるので、横のほうに分けて置かれていることが多いです。

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魚はできるだけ早く内臓を抜くようにしましょう


サケはほぼ100%ノルウェイからくる養殖のヤツです。

マグロはシチリア産が良いでしょう。

お店の人にお寿司をするから活きのいい魚が欲しいと言います。

今はどこの魚屋さんでもお寿司が何か知っていますし、逆に気をつけて選んでくれるはずです。

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これはお寿司屋さんで仕入れるレベルのマグロが手に入った、ラッキーな日



サーモンは売れるので、基本いつも新鮮なのを持ってるはずです。

マグロは切り身になったものを2日とか平気で店頭に並べているので、少し黒ずんでいたらそれは前日からそこにいると心得たほうがいいでしょう。

もちろんお店の人はそれでも新鮮と言い張るはずですが、生で食べるつもりなら買ってはいけません。

大物の魚はあまり小さな魚屋では買わないほうがいいかもしれません。

仕入れ値が高いので、よほどよく売れる店でなければ常時新鮮な物を持っているとは限らないからです。

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普通に手に入る良いマグロは、このレベルが一般的

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漬け&タタキにしてこのレベルの色のマグロは、いつも見つかるとは限りません

お店の人に「私、日本人だから生で食べるのよ、もし当たったらあんた達のせいよ」と言うアピールを散々して魚を手に入れたら、捌いてもらいます。

自分でおろせる人は、鱗と内臓だけとってもらいましょう。

サケ、マグロは一塊切ってもらい、その場で全ての魚の急速冷凍をお願いします。

ローマでabbattitoreを持っている魚屋さんを下に記しておくので、そこでお願いすると便利です。

約1時間くらいかかると思うので、その間に他の買い物を済ませましょう。

引き取るときは保冷剤を入れた保冷バッグに魚を入れて持ち帰ります。

もし急速冷凍ができ無いと言われたら、自分でやれば良いだけです。

では、次の記事でそのやり方を説明しましょう。



ローマで魚を冷凍してくれる魚屋さん

Da Duca ( FVM pesca sas) Mercatino Trionfale 内にあります。
Via Andrea Doria
06 39738580

Bezziccheri
Via Tuscolana 240
06 784 7633
市場ではないので夕方でも買いに行けて便利。

※1匹1kg以上の魚を買う場合は1時間程度ではきちんと冷凍が終わら無い可能性があるので、前日に買って翌日引き取る、あるいは電話で注文しておいたほうが無難です。















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by outlawroma | 2016-11-21 01:22 | 生活 | Comments(0)

鮭とバラのヒビ



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人ん家でご飯作ると片付けなくていいのが素敵



のらくら生きていたら、再びあっという間に時間が過ぎてしまいました。

ブログを更新していない間、何をしていたかというと


楽しい仲間達とともに日々、


食べて

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下の犬は肉に興奮しすぎてブレブレ

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キューバ料理レストラン、初めて行ったけどなかなか楽しかったです

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フランカさんの作る料理たち



歌って
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プロの演奏はやっぱいいですな





踊って
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今年はお外でハロウィン


フランカさんも一緒に🎶



しかし、時にはちゃんと 働き
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初めてシルバーではなく真鍮を使用

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30人分のマグロ

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今回は人に手伝わせるという技を習得


ブログだけ見ていたら、zzはぐうたらの怠け者に見えるかもしれませんが

・・・まあ、その通りです。


確かに楽しいことが大好きなので、そう見えても仕方がないのですが

罪悪感を感じることなく心の底から遊び興じることが出来る、それもある種の技術だと思っています。

習得には結構な年数を要しました。


師匠はこちら、スモーキーさん

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くるしゅうない、近う寄れ



という訳で、zzのことを見守ってくださっている皆様

更新のろくてごめんね。





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by outlawroma | 2016-11-09 01:25 | 生活 | Comments(0)

大人の女性

今夜は彼氏が他の女友達とデートだったので、zzとフランカさん二人だけの夕食でした。

もうすぐ83才を迎えるフランカさんは元化学者、そして化学の先生を経て今に至ります。

彼女の家系はとても変わっています。

何人もの家族が化学関係の仕事をしているのですが、彼女のお母さんの代から南イタリアでは大変に珍しい前衛的な女性の家系なのです。

お母さんは30代で未亡人となり、5人の子供を抱えて一人で働きに出かけ全員を大学に通わせたスーパーな女性。

フランカさんのおばさんに当たる人たちは、イタリアで初めて女性の選挙権について大学の論文を書いたり、100年以上前の南イタリアで自転車を乗り回したり(とんでもなく閉鎖的な南イタリアで、これは本当にものすごいことなのです)

とにかく強い女性達に囲まれて育ったフランカさん。

彼女は亡くなった旦那様よりも随分先に車の免許を取っています

もちろん今も自分で運転して買い物に出かけます

今でも親戚が集まると話題になる彼女のお母さんは、93才の時に突然意識不明の重体に陥り

2週間以上生死の境をさまよった挙句、もうダメだろうと皆が思い始めたある日いきなり目を覚ましたそうです。

そして第一声

「ちょっと、タバコ頂戴」

と、ベッドの上で目を覚まして最初にやったのが、タバコに火をつけて一服だったそうです。

(ちなみにその後すっかり元気になって数年後に亡くなったそう)

戦前のイタリアで女性がタバコを吸うという行為は、ウーマンリブの最先端とも言えるもの。

男性同様に政治に精通し、仕事を持ち、タバコを吸い、自分の意見を堂々と述べる

ともすれば世間から煙たがられる全ての行為を、今は殆ど失われてしまったエレガンスと共にさらりとこなせる女性。

そんなイタリア女性達がかつては存在していたのだと言う事実を、二人だけの夕食の時にはフランカさんから沢山話してもらうのが大好きです。

そんなフランカさんですが、普段は大変穏やかで控えめな女性。

zzや彼氏の友人達が沢山やってくる夕食では、美味しい料理をふるまってくれます。

彼氏の職業柄、多くのミュージシャンやアーティスト、声優、俳優が来るのですが彼らは基本酒飲みです。

イタリア人は日本人と比べて肝臓の代謝が違うので、皆とてもお酒に強いのです。

あらゆる大酒飲みを見てきた中で、一番の酒飲みは誰? と聞かれると

真っ先に浮かぶのはなぜかフランカさん。

彼女のことを良く知らないお客さん達は恐らく彼女を「優しいおばあちゃん」くらいに思っているのですが

そんな彼らが食後のアマーロだとかヴィンサントだとかをワイワイ言いながら飲んでいる横で

しれーっとした顔で「私は先に休ませてもらいますよ。皆さん楽しんでくださいね。」などとのたまったかと思うと、zzの耳元でこっそりと

「ちょっと、グラッパ無いの?グラッパ」

アマーロがあるよ。と答えるzzに

「そんなショボいもん飲め無いわよ。ちゃんとしたお酒じゃなきゃ!」

しょうがないわねぇ。

と言って、自分の家に隠し持っているグラッパやらザカーパを引っ掛けに去ってゆくのです。

そもそも彼女は、水を飲みません。

飲むのは基本ワインかビール。

お料理しながら一杯引っ掛けるのが普通です。

お昼ご飯の時だって水なんか絶対に飲みません。

確かにガバガバ飲んだりはしませんが、飲み物=ワイン(かそれに代わる物)という、昔の水道事情が良くなかった頃のヨーロッパの常識が未だに根付いている最後の世代なのです。

世界で日本の次に長寿国なイタリアですが、その最大の理由は頑丈な肝臓にあるのだとつくづく思わずにはいられません。








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by outlawroma | 2016-03-04 07:23 | 生活 | Comments(0)

カツとカズ

さ、今日はローマ的な話題です。

先ほどフランカさんの所へ来る家政婦さんとお喋りをしていました

彼女は家政婦さんの仕事だけで無く、家の近所のプールで受付もやっています。

そこへなんと、日本人の子供が二人やってきたのだそう。

お母さんも子供もイタリア語は全く分からないらしく、通訳さんを連れて挨拶に来たそうです。

家政婦さんの住む地域はローマといってもすごく外れの方なので、(分かりやすく言うと、ちとガラが悪い地域)通訳を雇って子供のプールの心配をするようなご家庭の方が来た、ということに少々疑問を感じたのですが

家政婦さんは、ビビりまくって相手の目も見ることが出来ないでいる日本人の子供が大変不憫に思えたらしく、zzに日本語の挨拶を聞いて紙にメモをしていました。

こちらから日本語で話しかけたら、少しは緊張が和らぐかもしれない というすごく優しい心遣いです。

その後おもむろに彼女が言いました

「でもね、一つどうしても言ってあげなきゃいけない事があるのよ・・・」

彼らは通訳さんを通して、プールのあるスポーツセンターの館長さんに挨拶をしたらしいのですが

一人の男の子の事を

「彼の名前はカズ○○と言います。

カズと呼んであげてください

と紹介したのだそうです。

そこまで家政婦さんが話したところで、その場にいたフランカさんとzzの彼氏、そして話していた本人が吹き出しました。

さすがに私は日本人なのですぐに笑いには繋がらないのですが

和食を作る仕事をしている上で、カツオ節だとか、カツ丼だとか説明する度に同じ目にあいます。

イタリア語で男性器の事をカッツォというのですが、ロマナッチョ(ちょっとお品のないローマ弁)ではカッツゥ(この場合 Z の発音は濁っても濁ら無くても同じ事)・・・

そのまんまですよ。

宅の息子、ティンコと呼んでやって下さいと来たもんですよ!

どっちかといえば、何があってもそう呼ばれる事のないように細心の注意を払うべきなんですがね。


「それ聞いた館長、額を押さえて私に丸投げしたのよ!!

 後は君に任せた、って!!」

と、家政婦さん。


ベッタベタのロマナッチョ(ちょっとお品のないローマ弁)でお下品な言葉を連発させて喜ぶ年代の少年少女がウジャウジャいる中に

いくらまだ小さいとはいえ恥ずかしくて人の目も見れないでいる日本人の子供を放り込むなんて、彼女からしてみれば自殺行為らしいです。

(zzかさらっと想像しただけでも、みんなの前でズボン下ろされるとか、最低でもそのくらいは初日にやられるでしょうな。なんせティンコ君ですから。)

「やっぱり何とかして親に説明してあげなきゃ。もしバレーボールとかやってるちょっと年上のグループの耳に入ろうもんなら、トンデモない事になるわ。」

と、それはそれは心配していました。

普通ローマの人は、他人の事をあまり気にしません。

その彼女が一度会っただけの赤の他人の子供をここまで心配しているのですから、本当に余程の事なのでしょう。

彼女の助言が間に合う事をみんなも一緒に祈っててね。


・・・ていうか、通訳の人教えてあげればいいのに・・・








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by outlawroma | 2016-02-12 23:25 | 生活 | Comments(0)