雨降りの郵便局
2010年 01月 30日
お友達が妊婦さんになったので、お祝いに石鹸を贈ろうと
思ったのです。
金曜の午後、しかも雨ですごく寒いので「きっと空いてるに違いない」と思ったのですが、ついてみると人がぎゅうぎゅう。
10人以上待たなくてはいけませんでした。
雨も降ってるし、寒いし、近くには時間をつぶせるようなお店もなし。しょうがないので椅子に座って待つことにしました。
暇つぶしに携帯のゲームで遊んでいると、だんだん頭がぼんやりしてきます。
締め切った狭い局内は空気も薄く、周りを見ると立ったまま居眠り
してるシニョーラもいました(これやるイタリア人、いるんだね♪)
再びゲームに夢中になっているところへ、なにか、zzに顔を上げさせる不思議な雰囲気が漂い、んっ?と前を見てみると
順番が来た人が局員に話しかけていました。
「ねえ、彼女いるの~?」
ローマではバールだろうが市役所だろうが郵便局だろうが、スキあらばこういうことが当たり前なのですが、ちょっと、でも今、彼女いる?って言った?
女性から声をかけるのは結構まれです。
返事は聞こえないのですが、質問は局内に響き渡っています。
「じゃあどうして私と夜出かけないの?いつ行ける?」
・・・・
私の低い聞き取り能力が間違って聞き取ったのか?
そう思って周りを見ると、窓口付近の人々もなんかzz同様に
え? ひょっとしてあの人、窓口の男性を口説いてるんじゃ??
といった戸惑いの表情でヒソヒソやってるようにも見えます。
思わず隣のおばちゃんに確認しようとしたのですが、なぜかzzの付近は立ったまま寝たり、ぼんやりしてる人ばっかりで窓口で繰り広げられている光景には気づいていない模様。
こんなに混んでる中でいつまでも口説いて順番止めてたら、きっと誰かが文句言い出すに違いない。
と思っていたのですが、なんというかその、言い寄ってる女性が妙齢なんですよ。
中学生くらいの子供が一人二人いそうな。
窓口の男性も、やっぱり40過ぎの背の高い「元☆たぶん結構ハンサム」さんでやんわりと返事をしているらしく、隣で働いている同僚女性達が思い切り見てみぬふりしてるのが伝わってくるんですよ。
周りの人も、なんか微妙なシチュエーションに何も言えないでいるのか?
それともzzの妄想が異常に膨らんで、世間話しているのをおばさんがおじさんを口説いていると勘違いしているだけなのか?
ああああ、もどかしい。
窓口付近でヒソヒソやってるっぽい人たちに「ひょっとしてあの人局員を口説いてます?」と聞きたくてたまらないのですが、この距離で声に出したら本人に聞こえるし
・・・・
女性は最後に「じゃあまた明日来るわ」と言い残して立ち去ったので単にいつも来る事務かなんかの女性が、暇つぶしに局員と冗談をかましあってただけなのかもしれませんが。
ともあれ若くない女性はローマでは周囲から「特別保護」的な扱いを享受してるよな。と改めて思ったのでした。
ちなみに女性が立ち去ったあと一気にzzの順番が回ってきたのですが、局員の男性は異常なくらい一人でにやけていました。
やっぱ絶対口説かれてたんだな、あれ。
ふふふ、書くときと書かないときの差が激しいのですよ。
スモーキーさんはもうすっかり大人猫です。でもまだ遊びたい盛りなので、動きは子猫っぽかったりして可愛いよ。イタリアではというより、ひょっとしたら日本だけが皆異常に控えめなんじゃないかと思い始めた今日この頃・・・
日本人は若いとか言われますが、見た感じ40歳以降は見た目も精神・体力的にもイタリア人のほうに軍配が上がりますね。いつまでも女性★男性であり続けるところは見習いたいなぁと思います。