パスクアのモヒート
2014年 04月 21日
復活祭と言えば焼いた羊肉、南イタリアではヤギを食べる事の方が多かったというのはフランカさん81歳のお言葉です。
zz達はエヴァさん達と一緒にお昼を食べたのですが、丁度キューバ人のお友達も来てくれて、そして食前酒にモヒートを頂きました。
キューバ人のお友達はなんとバーテンダー。
ちなみに見た目は20代くらいな彼女、実は16歳の息子がいると聞いてみんなビックリ。
そんな訳でエヴァさんのお庭にすくすくと成長中の葉っぱ、『エルバ ブエナ』を使って本物のモヒートを堪能しました。
カクテルの文化があまり進んでいないイタリアですが、クーバリブレとモヒートだけは大抵どこに行っても作ってもらえます。
普通はミントの葉っぱを入れて作るのですが、本当のモヒートに使われるのは「エルバ☆ブエナ」
イタリアでは見つかりません。
エヴァさんはお友達から株分けしてもらったのを育てているそうです。
見た目はめっちゃ元気なミント、という風情ですが香りがちょっと違います。
エヴァさん曰く、ミントとサルビアの中間 なんだそうです。
せっかくなので作り方をメモ。
グラスにzucchero di canna の結構白いやつをザラザラとカレースプーン山盛り二杯くらい入れ
ライムを砂糖がしっかりと濡れる程度絞ります。
そしたらエルバブエナをワサワサ入れて、甘みの無い炭酸水を少々。
pestelloで軽〜く突いてゆきます。
葉っぱが砕けるまで突いちゃだめよ、必要ない味が出るから。というアドヴァイスをもらいました。
さて、後はアイスキューブをたーっくさんとホワイトラムをお好みの量入れます。
軽くスプーンで全体を混ぜたら炭酸水を注いでグラスを満たし、ライムを飾って出来上がり。
日本で飲んだラム酒ストレート?と言いたくなるモヒートとも、イタリアのシュエップスで満たされたモヒートとも違う
大層美味しいモヒートでした。
炭酸はあんまり強くありません。
でも、味が程よく濃くてしっかりとしています。
食事前にグラス一杯あけたらzzなど既に酔っぱらいです。
この後は皆でさんざん飲んで食べて、犬や猫達も加わっての大変楽しいパスクアとなりました。
いつもなら昼寝をしている時間に起きていたせいで、スモーキーさんもいつも仲の悪い彼氏の犬も、夕方中ずーっと眠りこけている姿が何とも言えません。
眠たい時とお腹がすいた時は休戦するこの二匹、私ら人間もこの位単純だったらキリストも一々張り付けになったり復活したりしなくて済んだのかもね。